方舟航海日誌 7
電動三輪車 REUDO RE001
移動運搬手段の脱石油化について記した 方舟航海日誌 4 の続きで、購入した電動三輪車 REUDO RE001 を実際に使ってみた感想です。
2026-05-01
電動三輪車 REUDO RE001 無事に納車された。Fさん(田舎のガレージ・ショップ)が軽トラックの荷台に積んで持ってきてくれた。
早速ちょっとだけ走ってみた。
集落内の本格的な坂道を登れるかどうかはまだ試していない。若干の不安がある。
2026-05-04
集落内の建物としては最も高い場所にある寺までの道を登ってみた。問題なく登り切ることが出来た。
写真は寺からの帰り道、クラインガルテン脇の道路にパーキング・ブレーキを引いて停車させたところ。
同じく、帰り道。かつて「ロッジ」が建っていた跡地のところ。コンクリート擁壁を見ると道路の傾斜がよく分ると思う。ここを問題なく登った訳だ。
登坂のコツ
REUDO RE001 は、速度モードが
低速 : 歩道モード … 最高 6km/h
中速 : 普通モード … 最高 12km/h
高速 : 普通モード … 最高 20km/h
と3つあるが、急な坂を登る時は 3. の高速を選ぶのが良い。
変速機構を持つ自動車であれば最も速度の低いモードが最も力強いとしたものだが、この車には変速機構は無く、モーターに供給する電力の強さに制限をかけることで最高速度を変更している。
つまり、フル・スロットル時の出力制限の差であって、低速・中速・高速と言うよりも弱・中・強と呼ぶ方が実態を反映している。従って、急な坂を登る時はモーターが最大の出力を出せる高速モードを使う必要がある。
下り坂は要注意
下り坂はどんどんスピードが増すので、ブレーキをかけて減速する必要がある。自転車と同じようにエンジン・ブレーキというものが無く、モーターの回転とは無関係に車輪が回る。前後輪ともドラム式ブレーキなのだが、フェード現象とか大丈夫なのかしら?ワイヤー制御だからベーパーロックは無いと思うが。
上り坂でもそうだが、坂の途中で停車するときはパーキング・ブレーキが必須。そうしないと坂道をするすると下っていく。
ブレーキをかけるとモーターが止る
ブレーキをかけるとセンサーが働いてモーター出力が止る仕様になっている。モーターを再始動するためにはブレーキを開放する必要がある。
それだけだと上り坂の途中で停車した場合に困る(ブレーキを開放するとスルスルと後退していく)ので、坂道発進モードというのがある。アクセルを2回クイックイッと回すとその後約3秒間はブレーキをかけていてもアクセルを回してモーターを始動させることが出来る。
坂の多いところでは運転に慣れが必要で、初見の人にうっかり貸すと事故を起こしそうだ。平地以外での使用はあまり想定されていないのかも知れない。
走行可能距離
カタログでは、1回のフル充電で60km走行出来ると言っている。これは平地での走行を前提としているので、坂道をよく走る私の場合は割り引いて考えなければならない。
自宅から最寄りのスーパー(JA の A-Coop)まで、片道約5km。高低差はあるが、問題なく往復出来るだろう。町の中心部である役場までだと、片道11.1kmで、これも大丈夫だろう。
電池残量計は、加速時や登坂時などモーターに負荷がかかる場合に実際以上に低い値が表示される。寺まで登る途中でも、しばしばレベル1の状態(赤の目盛)まで落ち込んだ。おっとと思って、モーターを停止するとレベル4または5まで回復する。実際には十分な電池残量があって、メーターの表示を気にせずに走り続けるのが正解である場合がほとんどである。この電池残量計の挙動は RE001 が使っている鉛蓄電池の特性から来るものだが、慣れるまでは精神衛生によろしくない。
走行可能距離については、実際に試して体感するのが一番良さそうだ。
(2026-05-07 追記)
安定性について
停車しているときは自立してくれるので良いが、走行時は、実は二輪車よりも転倒しやすい。
道路は両端が低く中央が高いカマボコ形になっている。道路の端を走らなければならない場合、二輪車であれば鉛直に立つことが出来るが、三輪車では車体が外側に傾いてしまう。そして、もっと怖いのがカーブで、二輪車であれば車体を内側に傾けて遠心力を緩和できるが、三輪車はそれが出来ず、重心が高かったりスピードが出過ぎていたりすると、簡単にカーブの外側へと倒れる。
幅広・低重心のデザインにした電動三輪車もあるが、それらは特定小型原動機付自転車の規格から外れる場合が多く、価格や諸費用がかなり高くなってしまう。例えば、BLAZE EV TRIKE がそうである。
とにかく、カーブではゆっくり走ること。
2026-05-07
REUDO RE001 で用足しに町の中心部まで行ってみた。
最初はホームセンター。車の少ない裏道や農道を選んで走った。太陽光パネル設置用の部材を購入。
次に「ポッポの道」という廃線跡の遊歩道を走って、Tさん(妻)の家に寄り、玄米10kgを積む。昼寝中のところを起こしたので、RE001 を見せることはしなかったが、今から帰るけど電話したら助けに来て、と言いおいてTさんの家を後にした。
この時点で電池残量計の目盛りがレベル2まで低下していたので、ひょっとしたら途中、それも最後の坂道で電池切れになるかも知れないとヒヤヒヤしていた。
そして帰り道にあるコイン精米所で精米して、最後の坂も無事に登って帰って来ることが出来た。
総距離約26km、高低差約200m(往路200mの降り、復路200mの登り)。
電池残量計がもう少し正確な値を示してくれると嬉しいのだがな。








電動モビリティ、わたしも気になって調べていたところなので、参考になりました。実際に買うのはたぶん来年ですが、原付4輪を検討しています……